銀瓶 茶道具
滋賀県内のお宅で、蔵や納戸に置かれていた茶道具を一式まとめてご相談いただいた際、その中に銀瓶が入っていました。銀瓶は湯を沸かすための小ぶりな瓶で、長く使われていたものは表面が黒っぽく曇り、一見すると鉄瓶や真鍮の古道具と見分けがつきません。そのため「古びた薬缶」と思われて処分されてしまうことのある品物です。実際にはお値段をお付けできる可能性の高いもので、この時もその場でお買取いたしました。
銀瓶のお買取で、見ているポイント
銀かどうか、まず地金を確かめます
銀瓶で最初に見るのは地金です。純銀、銀製といった刻印、作家や工房の銘、蓋の裏や底の打刻を確認します。刻印がなくても、銀特有の重み、変色の出方、叩いたときの音の感じで判断できることが多いので、無銘でもそのままお見せください。銀と鍍金(銀めっき)では扱いが変わりますが、めっきの品でも茶道具として評価できる場合があります。
作りの手間と付属品
槌目、鎚起の跡、彫金や象嵌の装飾、蔓(つる)の作り、蓋の摘みの素材などは、手間のかかり方がそのまま評価に出ます。共箱、共布、栞、鑑定書が残っていれば作者が特定できるので、箱書きは開けずにそのままの状態でご一緒にお見せいただけると助かります。
状態は減点だけで見ません
内側の湯垢、外側の黒変、小さな凹み、蔓のがたつきは、銀瓶では珍しくありません。穴が空いていたり、部品が欠けていたりしても、地金としての評価が残るため、お値段をお付けできることがあります。壊れているからと外していただかず、まとめてお出しください。
よくいただくご質問
黒ずんでいるので磨いてから見せたほうがいいですか
磨かず、そのままでお見せください。研磨剤で強くこすると表面の細かな装飾や刻印が痩せてしまい、かえって評価が下がることがあります。黒変は査定の妨げになりませんので、触らずにお待ちいただくのが一番です。
箱がなく、蓋しか残っていません
それでも構いません。箱がない銀瓶のご相談はよくいただきます。蓋だけ、蔓だけといった部分でも銀であれば評価の対象になりますので、まとめてご相談ください。
査定について
査定はその場で行います。業界の取引データをその場で確認したうえで、目の前で金額をお伝えします。後日調べてからご連絡する、という形は取りません。
査定料も出張料も無料です。拝見した結果、何もお買取に至らなかった場合もご請求は一切ありません。
お電話に出るのは、代表の岡島、妻、査定員の田村の三名だけです。売るかどうかお決めになっていない段階のお問い合わせでも構いませんし、後日こちらからしつこくお電話することもありません。


